PSNや米citiカードなど、最近ネットサービスからの個人情報流出が頻発しています。そうした中、Googleは自分の個人情報が実際にウェブに公開されたことを検出しアラートしてくれるサービス「Me on the Web」を開始しました。詳細は続きからどうぞ!
(つづき)
「Me on the Web」は、Googleアカウントを持っているユーザー(登録は無料)向けの無料サービスです。あらかじめ登録しておいたメールアドレスや電話番号などの個人情報がウェブ上に公開されたことを検知した場合、自動的に警告してくれるというスグレモノです。
Googleアカウントでログインし、ダッシュボードの「Me on the Web」の右上「自分のデータについて検索アラートを設定する」を押します。
小さいウィンドウが開くので、ここにメールアドレスや検出したい情報を登録していきます。
手順はこれだけ。もしGoogleがここに登録した情報がウェブ上に公開されているのを検知したら、警告メールが届きます。
もともとGoogleは、世界中のウェブの情報を日々リアルタイムに調べて膨大なウェブ情報を収集・蓄積・更新しています。私たちがいつも使っているGoogle検索は、こうした情報をもとに表示されている訳ですが、今回のサービスはGoogleが収集した膨大なウェブ情報の中に「Me on the Web」サービスで登録した個人情報が見つかった場合、「個人情報がウェブ上に公開された」と判断してメールを送ってくれる仕組みのようです。
私個人としては、とりあえずこのサービスに「メールアドレス」「携帯電話番号」を登録してみました。何か動きがありましたら、是非ご報告したいと思います。
最後にちょっぴりネガティブなお話し。今回の新サービスは何とも便利そうですが、これもまたPSNなどと同じく、Googleという一企業が行うウェブサービスの1つでしかありません。Googleがいかに堅牢なセキュリティを施したとしても、先日起きたGmailの不正アクセスの一件もあるため、あまり過信して不用意に詳細な個人情報を登録するのは、ちょっと怖い気もします。要するに、どこまでGoogleを信用するかということでしょうか。
結局のところ、ウェブサービスを利用するなら、ある程度の覚悟と、パスワードを定期的に変えるなど自分で自分の身を守るのが一番かも知れませんね。