日本時間5月22日深夜、マイクロソフトは次世代Xboxを発表するイベントを開催し、世界で累計7,600万台(2013年2月時点)販売された大ヒットゲーム機「Xbox360」の後継機となる「Xbox One」を発表しました。気になるスペック概要もお披露目されましたので、同じく近く発表されると噂されているPS4や現世代機と比較してみましょう。
では、まずはいつものように現在判明している各機種のスペック(PS4はリーク含む)を表にまとめてみましょう。
Xbox720 | PS4 | WiiU | Xbox360 | PS3 | |
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CPU | x86-64 8core | AMD x86-64 Jaguar 8cores | IBM PowerPC “Espresso” 3cores 推定1.24GHz 推定80GFLOPS |
[Xenon] IBM PowerPCカスタム 3cores 3.2GHz 115.2GFLOPS |
[Cell Broadband Engine] 3.2 GHz IBM PowerPC Custom x 1 + SPE x 7 218GFLOPS |
GPU | AMD Radeonベース 1.2TFLOPS (噂) | AMD 次世代Radeonベース 推定800MHz 1.84TFLOPS (噂) | AMD AMD Radeonベース(RV770) 550MHz 推定500-600GFLOPS | [Xenos] ATI(AMD) RADEONカスタム 500MHz 240GFLOPS |
[RSX] nVIDIA GeForce 7800GTX(G70)カスタム 500MHz 224GFLOPS |
Memory | DDR3 8GB | GDDR5 8GB | DDR3 Main : 1GB System : 1GB 合計2GB |
DDR3 RAM(700MHz) 512MB (Main / VRAM共用) eDRAM 10MB (GPU内) |
Main : XDR DRAM(3.2 GHz) 256MB / VRAM : GDDR3(650 MHz) 256MB |
操作 / リモート | コントローラ / Kinnect2 / Xbox Grass | コントローラ / PS Eye / PS Move / VITA / PS Mobile | コントローラ / GAMEPAD | コントローラ / Kinnect / Xbox Grass | コントローラ / PS Eye / PS Move / VITA / PSP |
画面出力 | HDMI (4KTV対応) | HDMI (4KTV対応) / アナログ出力 | HDMI / Component / Composite | HDMI / アナログ出力 | HDMI / アナログ出力 |
Strage | HDD 500GB | 未定 | Flashメモリ Basic 8GB / Premium 32GB 外部USBストレージサポート |
HDD / 内蔵Flashメモリ | HDD |
Cloud Strage | あり | あり | なし | なし | なし |
互換性 | 互換なし | 互換なし/クラウドによる配信サービス検討中 | Wiiソフト・周辺機器に互換(一部除く) Virtual Console(FC/SFC/GB等) |
Xbox(一部/Emulation) | PS1(Emulation) ※初期型のみPS2互換 |
ゲームインストール | 可能(起動時ディスク不要) | 未定 | なし | 可能(起動時ディスク必須) | 対応ソフトのみ可能 |
操作 / リモート | コントローラ / Kinnect2 / Xbox Grass | コントローラ / PS Eye / PS Move / VITA / PS Mobile | コントローラ / GAMEPAD | コントローラ / Kinnect | コントローラ / PS Eye / PS Move / VITA / PSP |
音声操作 | 可能 | 未定 | なし | なし | なし |
オンラインサービス | XboxLive | PlayStation Network | 任天堂ネットワーク | XboxLive | PlayStation Network |
発売時期 | 2013年末 | 2013年末 | 2012年 | 2005年 | 2006年 |
発売当時価格 | $300~$500(噂) | $400前後(噂) | Basic 26,250円 / Premium 31,500円 | 20GB 39,795円 | 20GB 49,800円 / 60GB 59,800円 |
こうして見ると、8コアCPU・メモリ8GB・4KTV対応・クラウドストレージ対応などXbox OneとPS4は非常に似ており、両者ともこれまで以上にPC寄りな構成になったと言えます。
一方、PS4はリーク情報でしかありませんが、「シングルチップ8コア」「一世代先のGPU」「帯域が広いGDDR5メモリ」など、スペック面ではPS4の方がXbox Oneよりも一歩リードしているように見えます。こなると、あとはどのような「ゲーム」「サービス」が提供されるかで勝負が決まると思います。
ゲームについては、Xbox Oneは「Forza Motorsports 5」「Quantum Break」や各種スポーツタイトル、PS4は「Killzone Shadow Fall」「Watch_Dogs」「Infamous」などがラインナップされています。そしてサービス面では、マイクロソフトは既にXbox360においても発売当初と比較して飛躍的に進化したサービスを提供しており、それの進化系が期待されます。一方、ソニーもSCE出身の平井氏がソニー本社の社長となり、より一層家電系のノウハウがPS4に注ぎ込まれるのではないかと思います。
また、個人的な印象として、正統派ゲーム機としてコアゲーマー寄りに攻めてきているPS4と比べ、ゲームだけでなくTVなどサービス範囲が広いXbox Oneは、かなりファミリー層狙いな印象を受けます。このことから、Xbox OneのライバルはPS4というよりGoogleTVやAppleTVなどのサービスなのかな、と思っています。
・・・ま、多分どちらも買うんですけどね!今後のXbox OneやPS4の更なる詳細発表を楽しみに待ちましょう。
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