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「伝説のプログラマー」の異名を持ち、ゲーム界に大きな足跡を残された宮路武さんが7月29日に逝去されたニュースから1ヶ月半、2011年9月14日に宮路武さんお別れの会がホテルニューオータニ・芙蓉の間にて執り行われました。PlayStation2版「シルフィード ザ・ロストプラネット」でお世話になったご縁もあり、私も出席させて頂きました。

(つづき)
式典は16時からということで、15時半に会場入り。会場奥の壇上には、笑顔の武さんのお写真が飾られていました。係員に誘導され、前から2列目の席に腰を下ろしました。しばらくすると、当時お世話になっていた方々が続々と会場入りしてきました。
16時を過ぎ、程なく式典がはじまりました。まずは、グランディアの作曲家である岩垂さんのピアノ生演奏の中、武さんの足跡をまとめた動画が流れました。幼少の頃のお写真から始まり、シルフィード(MCD版)やガングリフォン、グランディアなどの映像が流れ、「ゲームは愛だ」という武さんのモットーが映し出されるのを拝見して、「すごい」という言葉が軽く感じられるほど、すごく素晴らしい足跡を歩んでこられたんだなぁ・・・と思いました。
その後、親交の深かった方々からの弔辞、関係者の皆様からのお挨拶など、皆がどれだけ武さんを愛していて、共に全力で励んできて、そして失ったものがいかに大きかったのか───心に沁みるお話しに、私は目から溢れ出すものを留めることは出来ませんでした。特に、お兄さんの洋一さんのお話しは衝撃的でした。
お別れの会はUSTREAMでライブ中継もされておりましたので、こちらでご覧になることが出来ます。

Video streaming by Ustream
・・・献花を捧げ、主催者の皆様にご挨拶をした後、懇親会場に移動しました。会場には、遠藤雅伸さんや中村光一さんなど著名な方々が多くいらっしゃいました。私も、懐かしいお顔の皆さんにお会い出来ました。
T社のM社長から、昨年武さんにお会いしたとき「『彼らは元気にしてる?』と気にしていたよ」というお話しを伺いました。ご一緒させて頂いていたのは10年以上も前のことなのに、私たちなどのことまで気にかけて下さっていたことを知り、本当にグっときました。そして、私がゲーム業界に入る切っ掛けの1つである「シルフィード」というタイトルに自分が関わり、武さんと2年近くにわたってご一緒させて頂いたことは、何と素晴らしい経験だったんだろうか・・・と胸が熱くなりました。
何だか、武さんのお別れの会に出て、ゲームというもの対して少し失いかけていた情熱が、またふつふつと蘇ってきました。また武さんに励ましてもらえた気がします。
武さん、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。

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