ソニー、SOEの情報流出は2460万件。クレジットカード約1万2700件も
ソニーは5/2、子会社のソニー・オンラインエンタテインメント(SOE)のサーバから2,460万人分のアカウント情報、2007年当時のクレジットカード情報12,700件(米国以外)、デビットカード購入履歴情報10,700件が流出した可能性があると発表しました。
気になる詳細は続きからどうぞ。
(つづき)
ソニーの発表によると、SOEのサーバが不正侵入されたのは、PSNの4/17~19の前となる、4/16~17の模様です。PSNのハッキングを受けてSOEも4/20から一時サーバを停止しましたが、問題なしと判断してサービスを再開していた中での流出発覚は、ソニーのオンラインセキュリティに対し厳しい批判が予想されます。
流出したアカウント情報(2,460万件)は次の通り。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- E メールアドレス
- 性別
- 生年月日
- ログインID
- ハッシュ化されたパスワード
また、10,700件のオーストリア、ドイツ、オランダ、スペイン在住顧客のダイレクトデビットカード購入履歴には、上記項目に加え、以下の情報が含まれています。
- 口座番号
- 口座名義
- 顧客氏名
- 顧客住所
ちなみに、今回流出したクレジットカード情報は2007年当時のものということで、既に4年前のものなので失効している可能性もありますが、有効期限を+4年するだけで利用出来る可能性もあります。また、一部報道では流出したクレジットカード情報のうち約4,300件は日本のユーザーものだとの情報もあります。SOEを利用したオンラインゲームを過去にプレイした人も注意が必要です。クレジットカードの利用履歴の定期的な確認をお忘れなく。
なお、今回の情報流出に対し、SOEはユーザーに対し、PSN同様以下の補償を行うそうです。
- お客さまの個人情報を保護するために必要なアイデンティティプロテクションサービス等のサポート
(詳細については、地域ごとにご案内させていただきます) - サービス停止の日数に加え、30日の無料サービス提供
- DC Universe Online やFree Realms など、SOE 制作のPlayStation®3用多人数参加型オンラインゲーム(MMO)に関するサポートの検討
(詳細は近日中にご案内させていただきます)
SOEといえば「エバークエストシリーズ」や「DCユニバース・オンライン」が有名ですが、多くのユーザーを抱える人気サービスだけに、今後より一層の安全性を確立して欲しいものです。