PS Vitaのスペックを他機種と比較してみた(更新あり)


国内では年内発売とウワサされる次世代PSP、「PlayStation Vita」。そのスペックがgamescomのカンファレンスなどから見えてきました。そこで、気になる他機種との比較をまとめてみました。詳細は続きからどうぞ!


(つづき)
遂に見えてきたPS Vitaのスペックですが、現行・次世代携帯ハードと比較してどのような位置付けなのでしょうか。スペックを表にまとめてみました。(3DSについて修正あり)

DS PSP 3DS PS Vita
CPU デュアルCPU
ARM 946E-S 67MHz
ARM 7TDMI 33MHz
PSP CPU
MIPS R4000 32bit 222MHz
(1-333MHz)
サブCPU(noFPU)
デュアルCPU
Nintendo 1048 0H ARM
※ARM11 2基搭載
※266MHzとの噂
ARM Cortex-A9 4core
駆動クロック不明
GPU 非公開
120Kpolygon/s
Fill=30Mpixel/s
Graphic Engine
256bit 111MHz
(1-166MHz)
5GFlops
DMP PICA200
※133MHzとの噂
Fill=1.6Gpixel
SGX543MP4+
駆動クロック不明
詳細スペック不明
メモリ メイン 4MB
VRAM 656KB
メイン32MB
(PSP2000~ 64MB)
VRAM 2MB
メイン128MB?
(FCRAM)
VRAM 4MB?(オンダイ)
メイン512MB
VRAM 128MB
容量 ソフト最大4Gbit(512MB) UMD 1.8GB
MemoryStick ProDuo対応
フラッシュメモリ1.5GB
ソフト最大64Gbit(8GB)
PSVita card
専用メモリカード
通信 IEEE802.11b IEEE802.11b
USB2.0
IrDA
IEEE802.11b/g IEEE802.11b/g/n
Bluetooth2.1+EDR
3G Mobile(3Gモデル)

比較のため、現行・次世代据置ハードのスペックも並べてみましょう。

Xbox360 PlayStation3 WiiU
CPU [Xenon]
IBM PowerPC Custom 3.2GHz 3Core x 2thread (6 hardware thread)
[Cell Broadband Engine] 3.2 GHz
IBM PowerPC Custom x 1 + SPE x 7
IBM PowerPC Custom Multi-core
(噂)[FOX]
IBM Power6 Custom 3.5GHz 4Core x 2threads (8 hardware thread)
GPU [Xenos]
ATI(AMD) Custom Graphic Processor 500MHz
[RSX]
nVIDIA GeForce 7800 GTX (G70) Custom
DirectX 10.1世代SM4.1対応のRADEON HD4000系
(噂)[WOLF]
AMD Custom RV770 Chip 766MHz
Memory GDDR3 RAM(700MHz) 512MB (Main / VRAM共用)
eDRAM 10MB (GPU内)
Main : XDR DRAM(3.2 GHz) 256MB / VRAM : GDDR3(650 MHz) 256MB (噂)Main : XDR3 RAM 512MB / VRAM : GDDR5 1024MB / eDRAM 16MB (恐らくGPU内)
Media DVD(7.8GB) Blu-ray(50GB) Blu-ray Custom 25GB
※Blu-ray/DVD再生不可
Network XboxLive(Silver=無料/Gold=有料) PlayStation Network(基本無料/Plus=有料)
ValveがPortal2でSteam提供
Wiiネットワークサービス?
Valveがプラットフォーム進出を示唆
Compatibility Xbox(一部タイトルについてソフトウェアエミュレーション) PS1(ソフトウェアエミュレーション) ※初期型のみPS2互換性(ハードウェアチップ搭載) Wiiタイトルと互換性 ※GAMECUBEとの互換性なし

こうして見ると、PS Vitaは以下の点が顕著な特徴となっていますね。

  • 4コアCPU採用(携帯ゲーム機では最大)
  • 大容量メモリ(WiiUは詳細スペックが不明だが、それに匹敵するメインメモリ、VRAMも携帯ハードとしては十分)
  • 高速IEEE802.11n対応はもちろん、3G対応は素晴らしい

特に、メモリ不足は常にゲーム開発の大きな足かせとなってきていたので、メインメモリだけで512MBという容量は大きなアドバンテージになりますね!システム用に160MB以上確保されるというウワサもありますが、それでも携帯ゲーム機としては十分な容量。

なお、CPUの駆動スピードはバッテリー動作時間や排熱構造とトレードオフになるのでしょうが、iPhone4に採用されたA4でも1GHzで駆動していたことから、少なくともそれ以上のスピードは期待出来るのではないかと思います。ARMチップは処理効率がそれほど高くありませんが、4コアあること、GPUがまずまずのスペックであること、そして液晶表示なのでHD表示が不要だという点から、少なくとも携帯ハードとしては最高峰スペックであることは間違いありません。こうなると、スペック的なライバルはiPhone5や次世代Androidだけですね。(しかも、恐らく携帯電話はゲーム機よりも駆動時間を長く設定するためどうしても低消費電力化をすることから、そういう面でも当面PSVitaは有利な気もします)

9月15日から開催されるTGS2011では、発売日など含めより詳細な情報が公開されるとのこと。「やはり12月3日発売じゃない?」といったウワサも絶えませんが、遅れることなく発売して欲しいものです!

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10 thoughts on “PS Vitaのスペックを他機種と比較してみた(更新あり)

  1. says

    >匿名さん

    コメントありがとうございます。

    3DSのメインメモリは富士通のMB82M8080-07L(FCRAM)です。
    こちらは512Mbit、つまり64MBです。
    ソースによっては、128MBというものもあるみたいですね。

    フラッシュメモリは実際には2GB搭載されていますが、ユーザー開放されているのは1.5GBです。

    CPU・GPUについては、よくご存知ですよね。

  2. says

    ?さん、コメントありがとうございます。
    すいません、返事遅くなりました。

    3DSのCPU CTRには、「ARMコア」「PICA200コア」「VRAM」など
    様々なものがインプリメントされています。
    取り急ぎこのURLの先にあるCPUダイ画像を見れば、
    VRAMがどこにどれだけあるか分かりますよ。

    http://image.itmedia.co.jp/l/im/ee/articles/1104/22/l_sm_201104Teardown_3ds-4.jpg

    他のチップはシリコンダイを最大限使えるように取り回しなどに
    多大なる工夫をしていますが、それに比べて3DSのCPU CTRは
    非常にゆとりある設計なのが見てとれます。

    ちなみに、メインメモリが128MBという話題は、
    多分このサイト(のソースになっている発表)がルーツかと。

  3. 匿名 says

    3DSのメインメモリMB82M8080-07Lは、512Mbit2チップ、計128MBです。
    これの元ネタは分解レポートで有名な、ifixitによる解析情報が大元です。

    http://www.ifixit.com/blog/blog/2011/03/28/nintendo-3ds-has-128mb-ram/

    なおCPU、GPUクロックは未だ解析されておらず、噂でしかありません。
    掲示板等でよく見られるCPU266Mhz、GPU133Mhz等の情報は
    3DS発売以前のリーク情報によるものですが、
    それらの情報は発売後に間違っていたことが確認されています。

    なお携帯機器向けのメモリは、低消費電力で大容量の駆動を優先する為に
    帯域やレイテンシが酷く、据え置き機との比較は難しいかもしれません。

    GALAXY S2は1GBのメモリを搭載していますが、PS3やXbox360に比べて
    メモリが凄いかと言うと、一概にそうとは言えない部分も多いです。

    VITAがスマートフォンに対して優位なのは、メモリの容量ではなく
    128MBの高速なVRAMを積んでいると言う事だと考えています。

  4. says

    >匿名さん

    コメントありがとうございます。
    非公開情報の記事ということで、(色々な意味で)ご容赦下さい。

    なお、FCRAMは対称チップ2個でなく、1チップはMB82M8080-07Lそのまま、
    もう1チップはCPUダイ上に置かれているようですね。

    上リンクのダイ画像を見ると、16+1個メモリブロックがあることが
    確認出来ると思います。

    このメモリブロックは1つで4MBなので、16個分が64MB(メインメモリ)、
    1個(中央のちょっと小さいメモリエリア)が・・・げふんげふん。

  5. 匿名 says

    返信ありがとうございます、
    先ほど匿名でコメントさせていただいた者です。

    日経エレクトロニクス紙の解析記事によると
    SoCダイ上の16個のメモリブロックは合計4~6MBのSRAMで、
    FCRAMではありませんでした。

    Web上では紙面が公開されていないのですが、
    中国の解析記事でも同様の結果が出ていたのでこちらをどうぞ。

    http://laoyaoba.com/ss6/?action-viewnews-itemid-201873

    ダイ画像のURLにある、ITメディアの記事は元情報がEE TIMESなので、
    そちらも一緒に読まれると良いかもしれませんね。
    FCRAMはこちらでも64MBでは無く、128MBであると記述されています。

    http://eetimes.jp/ee/articles/1104/22/news124.html

  6. says

    >匿名さん

    コメント、詳しい情報、ありがとうございます。
    素晴らしいですね~。

    メインメモリはMB82M8080-07L、
    SoCダイ上にある16個のメモリブロックはVRAM、
    それ以外のチップ上に見えるメモリはキャッシュですかね。

    PICA200はもともとテクスチャーを非常に高い効率で扱えるため、
    他機種よりも小さいVRAM容量で済みます。それがオンダイで
    高速RAMなら尚更。良く考えられていますね!

    本文記事も修正しておきました。とはいえ、多少ぼかしてますがw。

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